大阪府立環境農林水産総合研究所

貝毒の発生監視

貝毒の発生監視

貝毒原因プランクトン調査船

大阪湾東部海域では平成14年に初めて規制値を超える麻痺性貝毒が検出され、その後もほぼ毎年、春季にアサリなどの二枚貝が毒化しています。貝の毒化は、ある種のプランクトンを貝が食べることで起こりますが、プランクトンが海域からいなくなると、次第に貝毒の濃度が下がり、貝を安全に食べられるようになります。

水産技術センターでは、調査船を定期的に運行して貝毒原因プランクトンの発生監視を行っています。規定値以上の貝毒原因プランクトン発生が確認された場合、大阪府は二枚貝の毒量検査を行い、毒化した貝が流通しないようにしています。

今後とも監視を続け、中毒の未然防止につなげていきます。