魚病の調べ方
魚病の調べ方
魚が発病し死ぬまでには少なくとも数日かかり、その間に餌を食べなくなるとか、水面近くに浮いていく元気がないなど、何らかの異常が見られるはずです。このような異常をできるだけ早く発見し、場合によっては魚を取り上げ、その症状をよく観察することが魚病診断の第一歩です。
観察は、
- 「I. 病魚の泳ぎ方、食欲、生死」
- 「II. 体表やひれに虫がついていないか。出血やただれなどがないか」
- 「III. 魚を取り上げ、えらぶたを開けて、えらの色は正常(鮮紅色)か、欠けていたり泥などついて腐ったように見えないか」
なお、このページでは、フナ・キンギョ・コイなど温水性の淡水魚に通常発生する16種類の病気について記載していますが、これ以外の病気も発生することがありますので、自分で判断できない魚病の診断や対策については、漁協・養殖事業者の方は生物多様性センターまでお問い合わせください。大阪府以外の方は地域によって魚病の発生状況が異なる事がありますので、最寄の都道府県水産試験場等へお問い合わせ下さい。
魚病に関するお問い合わせの際には飼育条件、魚の状態について、以下の項目についてお手元にご準備下さい。
- 水槽や池の大きさと水量
- 魚を入れた時期とその数量・総重量
- 餌の種類と給餌量
- 魚の異常やへい死が見られた日とその状況
- へい死した日の気温と水温
生物多様性センター
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大阪府 寝屋川市 木屋元町(こやもとまち)10-4
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