環境分野 快適な環境や生物多様性の保安全を支える調査研究

平成21年度微小粒子状物質(PM2.5)調査結果の概要

平成21年度微小粒子状物質(PM2.5)調査結果の概要

1 調査地点

【一般環境大気測定局】 大阪府環境農林水産総合研究所(現 大阪府立環境農林水産総合研究所)

2 調査期間

季節 期間
春季 平成22 年 3 月29 日(月)~ 4 月18 日(日)の間の14 日間
夏季 平成21 年 8 月20 日(木)~ 9 月 9 日(水)の間の14 日間
秋季 平成21 年10 月22 日(木)~11 月12 日(木)の間の14 日間
冬季 平成22 年 1 月21 日(木)~ 2 月10 日(水)の間の14 日間

※試料採取は1日(10時半から翌日9時半の23時間)×14回×4季節

3 調査結果の概要

  • PM2.5中に含まれる主な成分は硝酸イオン、硫酸イオン、アンモニウムイオン、有機炭素(OC)及び元素状炭素(EC)であった。・・・[図1]
  • PM2.5質量濃度の季節平均値は、春季に13μg/m3、夏季に11μg/m3、秋季に19μg/m3及び冬季に20μg/m3で、春季・夏季に比べ、秋季・冬季に高かった。また、年度平均値(56日間の平均値)は16μg/m3であり、環境基準の年平均値である15μg/m3を上回った。・・・[図1]
  • 春季は、PM2.5質量濃度に占める硫酸イオン濃度の割合(24%)が各成分の中で最も大きく、PM2.5質量濃度との間にやや強い相関があったが、非常に強い相関はなかった。春季にPM2.5が高濃度となる要因は、硫酸イオン濃度の上昇だけでなく各成分の複合的な濃度上昇であると考えられる。・・・[図2]
  • 夏季は、四季を通じてPM2.5質量濃度に占める硝酸イオン濃度の割合(2.5%)が最も小さく、硫酸イオン濃度(26%)の割合が最も大きかった。硫酸イオン濃度はPM2.5濃度との間に非常に強い相関があり、硫酸イオン濃度の上昇がPM2.5の高濃度の要因であると考えられる。・・・[図2]
  • 秋季は、四季を通じて硫酸イオン濃度(4.2μg/m3)とOC濃度(5.7μg/m3)が最も高かった。PM2.5質量濃度との間にも非常に強い相関があり、硫酸イオン濃度及びOC濃度の上昇がPM2.5の高濃度の要因であると考えられる。・・・[図2]
  • 冬季は、四季を通じて硝酸イオンが濃度(3.8μg/m3)もPM2.5質量濃度に占める割合(19%)も最も大きかった。硝酸イオン濃度はPM2.5質量濃度との間に非常に強い相関があり、PM2.5の高濃度の要因と考えられる。・・・[図2]
  • 季節別の発生源別寄与割合の推計によると、二次生成粒子の割合は61~64%と各発生源の中で最も大きく、ついで自動車排出粒子(一次粒子)が8~14%であった。・・・[図3]

 

図1


図2

 

図3

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