大阪府立環境農林水産総合研究所

生物多様性センター(寝屋川市)

第3回「田んぼの生きもの教室」稲刈りと生きもの教室

第3回「田んぼの生きもの教室」
稲刈りと生きもの教室(H27.10.10)

平成27年10月10日(土)に第3回田んぼの生きもの教室「稲刈りと生きものさがし」を開催しました!
今回は小学生とその保護者15組52名の方々が参加し、稲刈りと田んぼの生きもの観察を行いました。

田植えから112日目の田んぼ。
稲穂が実っています。
田植えをしたときの稲の様子を思い出しながら、田んぼを観察します。

田んぼに入って稲刈りができるよう、田んぼの水は2週間ほど前から抜いています。
子どもたちは、捕虫網をもって田んぼの中で生きものを探します。

とれた生きものをみんなで観察します。

オンブバッタやツチイナゴ、クビキリギリスなどの虫の仲間がたくさんいました。

生きもの観察の後は稲刈りです。
鎌の使い方をしっかりと勉強したあとは・・・

みんなで稲刈り開始!

 

刈り取った稲は束ねて・・・

刈り取った稲を干すための「はさかけ場」へ運びます。

はさかけ場に干された稲。

なれない鎌を使う作業も、次第に慣れてくるとスピードアップ。
1面の田んぼの稲をすべて刈り取ることができました。
稲を刈ったあとの田んぼには、稲にかくれていた虫やクモの仲間がたくさん出てきていました。
子どもたちは目ざとく見つけて、捕まえていました。

イベント終了後に実施したアンケートでは、
「田んぼにこんなに多くの生物がいるとは思わなかった」(保護者の方)
「楽しかった」「たくさんの生き物がいた」(お子さん)
といった感想が書かれていました。

今回のプログラムを通して、田んぼはお米を作る場所であるとともに、様々な生きものが暮らす場所でもあることを知っていただけたかと思います。

 

★今回の教室は6名の水生生物センターサポートスタッフの方々にご協力いただきました。ありがとうございました。

 

※水生生物センターの田んぼは、田んぼに集まる生きものたちを観察してもらうための田んぼです。農家の方々が営んでいる田んぼには、許可なく立ち入ることはしないでください。

 

 

稲の花が咲きました! 第3回「田んぼの生きもの教室」    

関連リンク

 

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担当:近藤、小田

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