田植え前の様子
田植え前の様子(H26.6.10)
水生生物センター内の田んぼ(水田試験池)では、田んぼの生きもの教室の開催を前にして準備が進められています。
トラクターで土を耕し、石やゴミを取り除きます。
トラクターが通った後は、土の中に隠れていた昆虫などが出てきます。
この時は、ムクドリがそれらを食べている様子が観察できました。
(保護色で見えづらいですが、赤丸の中を飛んでいるのがムクドリです)
このように、人間活動に乗じてちゃっかりエサをとる行動は「オートライシズム」と呼ばれます。
田んぼを耕す時期には、ムクドリの他にも、サギやセキレイ、カラスなど様々な種類の鳥がトラクターの後をついていく様子が見られます。
耕したら、田んぼに水を入れます。
水を入れた田んぼにも鳥がやってきます。
大きな足跡はダイサギやアオサギでしょう。
先に水を入れた田んぼでは、オタマジャクシやホウネンエビ、ミジンコなどがみられました。
小さいオタマジャクシ。大きさは1cmもありません。
私たち人間は稲をつくるために田んぼに水をはりますが、その結果うまれる広大な水辺は生き物たちの重要な餌場や住みかとなります。
第1回目の観察会では、どのような生きものに出会えるのでしょうか。
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