大阪府立環境農林水産総合研究所

 

[環境]特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害拡大防止にご協力ください

公開日 2024年03月08日

 

特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害拡大防止にご協力ください

 

 今年も、サクラの開花予想のニュースが聞こえる季節になりました。卒入学式やお花見など、さまざまな場面で私たちを楽しませてくれているサクラ、とってもきれいですよね。そのサクラが今、外来生物の脅威にさらされているのをご存じでしょうか?

 「クビアカツヤカミキリ」は、幼虫がサクラ・モモ・ウメなどのバラ科の樹木に入り込み、内部を食い荒らし枯れさせます。2012年に日本国内で初めて被害が確認され、全国各地で急速に分布を拡大。2018年1月には「特定外来生物」に指定されました。

 大阪府内では2015年に初めて確認され、2023年3月時点で19市町村において被害が確認されています。クビアカツヤカミキリの幼虫がいる樹木の幹・枝・根からは、フラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が大量に出ます。

クビアカツヤカミキリの成虫
クビアカツヤカミキリ(成虫)
フラス
クビアカツヤカミキリのフラス

 クビアカツヤカミキリからサクラ・モモ・ウメなどをまもるためには、早期発見・早期対策が極めて重要です。
そのためには、みなさまの協力が大きな力となります。

成虫やフラスを発見したら・・・

  • 成虫を発見したら、その場で踏みつぶして駆除してください
  • フラスの被害を発見したら、すぐに管轄の市町村に相談してください
  • 土地や施設の管理者の方は、速やかに駆除・対策をお願いします

被害がさらに拡大するとモモやウメの深刻な農業被害が起こったり、サクラを見られなくなる可能性があります。

被害の見つけ方や駆除などの方法は、「手引き」でご紹介しています。

 

詳細は、クビアカツヤカミキリ説明リーフレット[PDF:1.76MB] をご確認ください。

みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

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