環農水研では、情報通信技術（ICT）等を活用して、省力化や高品質化、増収等を実現するスマート農業を推進するため、様々な研究開発を実施しています。
　農業者がスマート農業についての理解を深め、スマート農業機器の導入促進を図るため「大阪府スマート農業交流会」を2023年11月28日（火曜日）に大阪府とともに開催しました。

　　
　大会議室で行われた「スマート農業技術展示会」には14社が出展。環境モニタリングや環境制御機器に加え、分析機器、農業サービス等についての展示が行われました。
　参加者はそれぞれ関心のある出展企業のブースを訪れ、担当者からの説明に耳を傾けていました。

スマート農業技術展示会の様子

　別室では、まず環農水研から「スマート農業とは？スマート農業の基礎から実践まで！」と題して報告を行いました。施設園芸におけるスマート農業技術の導入を３段階にわけ、第１段階（自分のほ場の栽培環境を知る）、第２段階（自分のほ場の栽培環境を操る）、第３段階（デジタル技術を活用して、効率のよい営農を実行する）をそれぞれ例を挙げながら紹介しました。　
　その後、出展企業８社の担当者から、自社の商品・サービスについて紹介いただきました。お目当ての企業の説明を聞いた後、展示会場のブースを訪れ、さらに詳しい説明を聞く熱心な参加者もおられました。

環農水研 研究員からスマート農業、研究内容について紹介

出展企業ブースの様子

　交流会には75名の方に参加いただき、スマート農業への関心の高さが伺えました。
　今回の取組みにより、スマート農業への関心が高まり、大阪府内農業者のスマート農業技術の導入につながることを期待しています。
　環農水研では、今後も大阪府に適したスマート農業を推進するための調査研究に取り組んでいきます。

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