公開日 2021年09月15日
農業大学校では、府立支援学校等の教員が農業に関する知識・スキルを身につけ、児童生徒等への農業指導力を向上することで、将来の新たな農業の働き手の確保をめざすことを目的として、大阪府教育庁と連携して府立支援学校等教員を対象とした農福連携※・ハートフル農業講座※を実施しています。
今年度は、教員の農業スキルに応じ、上級編、初級編に分けた講義・実習を実施し、のべ12名が受講しています。8月27日には、特別講座として、前半は、環農水研の豊原主幹研究員より、「児童生徒がわかりやすい作業行程を考える」と題してハートフル農業で注意すべきポイントや取り組みやすい栽培方法について紹介し、後半は各学校での児童生徒に農業を指導する際の工夫について意見交換しました。冬には、実践農場編として、障がい者雇用の農業現場の視察も計画しています。
環農水研では、ハートフル農業のさらなる普及と定着に向けて、特別講座において意見交換した各学校の工夫も参考に、今回の講座内容等を「取り組みやすいハートフル農業モデル」としてまとめ、HP等で提案する予定です。
※農福連携:障がい者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組み
※環農水研は障がい者や高齢者の就労や就労訓練、生きがいづくりのために行う農業や園芸作業のことを「ハートフル農業」と名付けました。
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