大阪府立環境農林水産総合研究所

[環境][報道]お悩みの放置竹林に役立つ対策技術を紹介します!緑化技術研修会「放置竹林対策&ハチクの開花状況」を開催します

公開日 2023年08月08日

環農水研では、緑化に関する知識・技術の普及、啓発を目的に、緑化技術研修会を開催しています。

 

近年、社会的・経済的理由により管理放棄された「放置竹林(左下図)」が周辺の森林や休耕地などに侵入拡大しています。このような竹林の拡大は森林へのアクセス・利用の阻害、里山の生態系や景観の喪失などの多くの問題を引き起こしています。

 

そこで、環農水研生物多様性センターでは、緑化技術研修会『放置竹林対策&ハチク(淡竹)の開花状況』を開催します。放置竹林対策に悩まれている緑化実務の担当者等を対象に、竹の特性や効果的な駆除方法などの役立つ情報を紹介するとともに、約1世紀ぶりに一斉開花期を迎えたハチク※(右下図)の再生状況についても紹介します。

 

会場参加の方には、場内で開花したハチクの現在の状況についてもご覧いただきます。

 

皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

※ハチクとは

ハチク(淡竹)は、美しい淡い緑色が特徴の日本を代表する竹の一種で、庭園や竹垣、竹細工など様々な用途で活用されています。この竹は開花周期が非常に長く、一般的に100~120年に一度しか開花しないとされています。近年、日本各地でハチクの開花が観測され始めました。開花したハチクは一斉に枯死するとされており、その後の再生状況については未解明な点が多く残されています。

 

1 日時

令和5年9月6日(水曜日)午後2時から4時まで

2 開催方法・場所

 会場とオンライン(Zoomウェビナーによる配信)の同時開催 

 会場:環農水研 生物多様性センター (大阪府寝屋川市木屋元町10-4)

  ※駐車場に余裕がありませんので、公共交通機関でご来場ください。

3 内容

 【講演】放置竹林対策&ハチクの開花  
 【現地見学】ハチク開花後の再生状況、竹3種の見分け方 ※会場参加の方のみ

       講師:環農水研 生物多様性センター 主任研究員 土井 裕介    

4 対象・定員

 府市町村緑化担当者、学校・その他施設の緑化担当者、竹林対策に関心のある方 

  •  会場定員     30名(申込先着順)
  •  オンライン定員   500名(申込先着順) 

5 参加費

無料

6 申込方法

 参加申込フォームで事前にお申し込みください。

  •  定員に達した場合は、申し込みの受付を終了し、ホームページでお知らせします。
  •  申込みいただいても定員に達した場合は参加いただけないことがあります。その際はご連絡します。
  •  オンラインの接続URLは、自動返信メールに記載するほか、9月5日までに別途メールでご連絡します。

7 申込締切

  •  令和5年9月1日(金曜日)

8 注意事項

  •  障害がある方等で、参加にあたり配慮を希望する方は、事前にご相談ください。
  •  野外での観察を行いますので、動きやすい服装・靴でお越しください。
  •  会場及び敷地内は禁煙です。自動販売機はありませんので飲料は各自でご持参ください。
  •  気象警報発表時等は開催を中止することがあります。その場合はホームページにてお知らせします。

9 添付資料

■お問い合わせはこちら

生物多様性センター

担当:土井・山本・石井

[TEL]072-833-2770

[FAX]072-831-0229