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淡水魚図鑑(在来種)

ア行

アブラハヤ

アブラハヤ

アブラハヤ Phoxinus lagowskii steindachneri はコイ科ウグイ亜科に属し、国内では福井県・岡山県より東の本州に分布する。府内では猪名川水系 、淀川水系、大和川水系から生息記録があるが、同じヒメハヤ属のタカハヤと混同されていた可能性があり、確実な生息水域は明らかではない。あるいは府内では生息しないか、生息したとしてもきわめて個体数は少ないと推定される。体表はぬめりが強く、油を塗ったようにぬるぬるするハヤというのが名前の由来であろう。
 水温の低い場所に生息することが多く、府内の生息記録は河川上流部に限られる。淵や平瀬の底層にいて、底 生動物、付着藻類、落下昆虫などを食べる雑食性である。産卵期は春~初夏にかけて。淵や平瀬の砂泥底に群れになって産卵する。雌が河床に頭から突入し、雄が続いて突っ込んで放精して砂礫中に卵は埋め込まれる。成熟した雌の吻(※1)がノミのような形になっているのは産卵時に河床に突っ込むのに役立つという。タカハヤとは形態が酷似するが、タカハヤよりもスマートで尾柄高が低く、尾柄長の1/2以下。体側の暗色斑紋は中央線付近に集中し、腹側は特に少ない。鱗がタカハヤよりも細かく、頭部はタカハヤより幅が狭い。(※2しかし、これらの特徴は個体差が大きく、産地によっても異なるため完全な区別点とはいえない。大阪府レッドリスト(2014)では「情報不足」とされる。

吻

(※1)

頭部はタカハヤより幅が狭い。

(※2頭部はタカハヤより幅が狭い。

 

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