図鑑

淡水魚図鑑(在来種)

ナ行

ニゴロブナ

ニゴロブナ

本種はコイ科に属し、琵琶湖本体や琵琶湖につながる河川、用水路などに生息する琵琶湖固有種。府内では淀川、大和川などで生息記録がある。本種を乳酸発酵させた”鮒ずし”は滋賀県の特産品として珍重される。オスメスともに使われるが、子持ちのメスのものは特に高価である。名前の由来についてははっきりしないが、ゲンゴロウブナに顔つきなどが似ているためという説が有力。しかし、ゲンゴロウブナに比べて体高は低く、頭が大きく下アゴが張っている(※1)
 琵琶湖の底層を主な生息場とし、冬は特に深い場所ですごす。産卵期は4-6月で、雨後に増水した内湖や入江のヨシ帯で産卵する。水草や浮遊物に産みつけられた卵は水温16℃程度で受精後8日ほどでふ化する。稚魚はヨシ帯で生育し、成長に伴って沿岸域から沖合へと移動する。生後2~3年で全長25~35cmに成長し、成熟する。 動物プランクトンやユスリカの幼虫を主に食べる。本種は環境省レッドリスト(2013)では「絶滅危惧ⅠB類」に指定されている。

下アゴが張っている

(※1)下アゴが張っている