大阪府立環境農林水産総合研究所

図鑑

水草図鑑(在来種)

ハ行

ヒツジグサ
Nymphaea tetragona Georgi
スイレン科スイレン属

ヒツジグサ

全国の湖沼、池などに生育する浮葉性の多年草。 日本の在来種の睡蓮。葉は緑色で楕円形に近いが、基部は鋭く切れ込んでいる。 長径10~13、短径7~11。花期は6~11月。 花径3~7cmの白色の花弁を多数持つ花を午前11時ごろから開花、午後5時に閉じる。 羊の時刻に咲き揃うところから羊草といわれる。開花は3日間は続く。 温暖化の影響下、古い文献と時刻がずれ込んでいる。開花後結実する。 1つの果実に種子を約110個つける。外来の園芸品種(温帯性、熱帯性)は大きく美しい花を咲かすものが多い。大阪府レッドリスト2014「準絶滅危惧」。

ヒツジグサ