大阪府の自然
大阪府の自然
このページは三菱UFJ環境財団発行の「生きものから見た大阪の自然」(平成19年3月)をもとに作成しています
大阪府の自然環境
大阪府は面積が約1894平方キロメートルで全国で2 番目に小さいながら、人口は約880万人で全国で3 番目に多い都道府県です。北、東、南の三方を山に囲まれ、西は大阪湾にのぞんでいます。中央部には平野が広がり、その大部分は市街地化されています。林や農地、川から海にいたるさまざまな自然環境には8700種を越える多くの生きものがすみ、それらはおたがいにかかわり合いながらくらしています。
そして、われわれ人間は、それらの生き物を利用して農林水産業を営んだり、あるいは加工して工業製品や医薬品などとして利用するなどして様々な恩恵を受けています。しかし、近年急速に進んだ市街地化や外来生物の影響などを受けて、多くの生きものの生息場所が失われつつあります。
下の表「大阪の生きもの」は、大阪府に生息する生きものの種数*と、そのうち絶滅のおそれがある種などとして大阪府レッドデータブック2014(RDB)に取りあげられている種数とその割合を示したものです。これを見ると、両生類やは虫類をはじめ、大阪府に生息する生物の10%以上の生きものがその数や生息場所を減へらしつつあることが分かります。このような大阪の自然の状態を、私たちひとりひとりが知って、守っていかなければなりません。
表.大阪の生きもの
分類 | 大阪府に生息する生物の種数 | 大阪府RDB2014掲載種数 | % |
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ほ乳類 |
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鳥類 |
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は虫類 |
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両生類 |
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淡水魚類 |
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昆虫類 |
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陸産・淡水貝類 |
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植物 |
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合計 |
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※ 大阪府野生生物目録(2000)の種数を採用。ただし、これには海の生きものや甲殻類、貝類以外の軟体動物などは含まれていません。また、種数は変化するものですので、ひとつの目安と考えて下さい。
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特徴的な自然と生きもの
・河口 ・河川敷などの大きな草地 ・山の小さな池 ・平地のため池
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