刺網漁業
刺網漁業
大阪府では主に、刺網、囲刺、流網の3種類の刺網漁業が行われています。
刺網漁業
魚が遊泳するところをさえぎるように網を海底に張り、魚を網の目にからませて獲ります。獲る魚の種類によって網目の大きさや網を張る深さが異なります。
呼び名もいろいろあり、府下では一枚建網、三枚建網、かに建網、した建網などと呼ばれる網が使用され、カレイ類、カサゴ、メバル、カニ類などを漁獲しています。
漁の期間は建網の種類によって決められています。
- 一枚建網・三枚建網:周年
- かに建網:9/1~10/31
- した建網:5/1~10/31
囲刺網漁業
大阪では”たたき”と呼ばれている漁法で、岸壁近くの魚群のまわりを囲むように網を入れ、網のまわりでチェーンを引っぱるなどして魚をおどろかせて網にからませ漁獲します。以前は三枚網で行われていましたが、今は一枚網が主流になっています。
主に、スズキを漁獲対象とし、周年にわたり行われます。
流網漁業
網をいかりなど固定せず、潮流、風力によって流します。網を水中につるすためにうきや浮標を使用し、獲る魚の種類によって網目の大きさや網を流す水深が異なります。
主に、サワラ、スズキ、ツバスなどを5~11月頃に漁獲します。