大阪府立環境農林水産総合研究所

サワラの種苗生産技術を開発

サワラの種苗生産技術を開発

サワラ

瀬戸内海のサワラ資源を復活させるために、平成14年度から瀬戸内海サワラ資源回復計画がスタートし、それに伴い水産試験場(現水産技術センター)では、平成15年度から種苗生産技術開発を始めました。

サワラは、摂餌開始直後から生きた仔魚しか食べないため、大量の仔魚や受精卵(マダイやクロダイ等)が必要であり、さらに、全長30mm程度に成長すると共食いが始まることから、種苗生産が非常に難しい魚種の一つです。

しかし、様々な試行錯誤を重ね、現在では、10万粒の受精卵から全長40mmの種苗が約4万尾程度生産できるようになりました。