大阪府立環境農林水産総合研究所

 

環農水研シンポジウム

環農水研シンポジウム

 

ご参加のお申し込み

2021年2月22日(月曜日)14:00開催の本セミナーは、予定通りオンラインで開催しました。

205名の方から参加申込をいただきました。ありがとうございました!

~開催結果については、こちらのページをご覧ください~
https://www.knsk-osaka.jp/portal_info/doc/2021030200046/

参加者プレゼント

 

~厳正なる抽選を実施し、当選された10名様にプレゼントを発送いたしました~
ご応募、ありがとうございました!

 

事後のWEBアンケートに お答えいただいた方から 抽選で10名様に「環農水研のおコメ」3kgをプレゼント!

  • 参加申込でご入力いただいたメールアドレスに、アンケート回答用URLをお送りします。
  • セミナー開催中に表示する「キーワード」をご記入の上、アンケートにご回答をお願いいたします。
  • 抽選後、ご当選者の方に送付先などの詳細をお伺いいたします。

※プレゼント送付に関する費用は環農水研が負担しますが、送付先は国内に限ります。

→抽選結果の発表については、発送をもってかえさせていただきます。

タイムスケジュール(予定)
14:00-14:10 開会のごあいさつ
14:10-15:10

トークセッション

気候変動に関する最新の情報をご紹介するほか、パネリストなどによるトークセッションを実施します。

15:10-15:25

環農水研の業務紹介

気候変動適応関連の研究成果などをご紹介します。

15:25-15:40

動画コーナー

「おおさか気候変動適応センター」の業務などをご紹介します。

15:40-16:00

質疑応答コーナー

オンラインでみなさんからいただいたご疑問に、パネリストなどがお答えします。

16:00-16:15

総合コメンテーターからのコメントなど

閉会のごあいさつ

「シンポジウム開催」の概要はこちら

シンポジウムポスター

「質疑応答コーナー」で頂戴したご質問とその回答

コーナーでお答えした質問と、時間の都合によりお答えできなかった質問を掲載しています。

ご質問 回答

ブドウのビニールハウスの窓の自動開閉装置について、電源はどのようなものか。
日射で温度が上がるのなら、太陽光発電を使えば省エネなのでは。

(森川ナビゲーター)
大阪のブドウ産地では、加温ボイラー稼働のための電源を引いている畑もあり、そのような畑ではその電源を使用しています。

ナス産地でもこの装置を活用する動きが進んでいますが、そちらでは電源がないことがあるので、太陽光発電を利用しています。
窓開閉の稼働は日中なので、ご質問にあるとおり、太陽光発電との相性がよいです。今のところ特に不具合なく現場に導入できているので、太陽光利用も含めてこれからも広めていきたいと考えています。

イカナゴの減少に海の栄養塩が影響しているといわれているが、栄養塩の不足はいつから発生しているのか。また、それはどうしてかを教えてほしい。

(大美ナビゲーター)
栄養塩とは、植物プランクトンが摂取する海に溶け込んでいるリンや窒素などのことであり、植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、さらに魚がそれを食べるという、海の生態系の基本的な部分です。
高度経済成長期の1970年代には、大阪湾で栄養塩が多くなりすぎたため、海をきれいにしていこう、陸から河川をきれいにしていこうという、栄養塩の流入を抑える取り組みが始まりました。大阪湾の栄養塩の起源は、陸(河川)・海底・他海域のいくつか考えられます。人がコントロールできるのは陸(河川)です。
2000年代の当初に、貧栄養化という問題が認識されはじめ、大阪湾内湾で漁獲される魚種が減ってきました。近年、「豊かな海というのはどういうものか」という考え方をもとに、海の栄養塩の流れや漁獲量への影響などを研究しているところです。

平井ナビゲーターのセッションで、スギの花粉とカメムシの数の関係が紹介されていたが、他にも昆虫と植物の関係はあるか?

(平井ナビゲーター)
分布拡大には、冬の気温などの温度との関係することが多いです。例えば、ツマグロヒョウモンはパンジーと、ムラサキツバメという蝶は街路樹と、セットになって分布拡大したといわれています。また、クロマダラソテツシジミは、ソテツが公園樹として使われるようになって台湾で分布が広がったといわれています。このように、人間の活動と温暖化がミックスとなって、分布に影響することがあります。
気温上昇によって熱中症が増えると考えるが、大阪ではどのように予防したらよいか? (大阪府・田村課長補佐)
今世紀末には熱中症搬送者数が3~4倍に増えるといった研究もあり、猛暑日も約55日、2か月程度暑い日が続く夏になるといわれています。1919年は猛暑日はゼロでしたので、100年前の大阪に35度を超えるような日はなかった、ということになります。人間も、変化に適応していかなければなりません。
検討会議(大阪府猛暑対策検討会議)でも挙げていますが、「涼む」「気づく」「備える」という3つの予防対策をしっかりやっていただければと思います。「備える」ということに関しては、汗をかくと体を冷やす効果がありますので、「暑熱順化」という準備を、夏になる前にお願いしたいです。しかし、暑すぎるときは、しっかり冷房を使って、外で過ごさないことも大切です。関西でも今夏から、環境省の「熱中症アラート」が始まりますので、情報収集をして、自らの体をしっかりと守ってください。

昨秋に被害が大きかったトビイロウンカについて、今年の予測はどうか。また、育つのが遅い「にこまる」などの晩生の品種については、被害に差が出るのでしょうか。

(森川ナビゲーター)
ウンカは飛来する昆虫なので、数年に1回多発することがあります。大阪では、昨秋は研究所でも見られるくらい被害が出ました。昨秋は、ここまでのウンカの被害を想定して農薬散布などの作業を実施していたわけではないということもあったように思うので、今秋は農家さんも想定されて作業されると考えます。
「にこまる」については、大阪の主力品種である「キヌヒカリ」より収穫が2週間程度遅いので、今年のようにウンカの被害が大きい場合は、早めに収穫することで収量が減ってしまうこともあると思います。「にこまる」が特別にウンカに弱いということではないですが、結果的に影響が出る可能性があるので、準備や対策を大切にしてください。


(平井ナビゲーター)
ウンカは日本では越冬できないといわれているので、毎年状況がリセットされます。
実は、昨秋は、つぼ枯れが出るのではと心配していました。梅雨頃に梅雨前線が長い間横たわっていて、それに向かって南西から風が吹いており、ウンカやコブノメイガなどの南方系の昆虫が日本へ入りやすい条件が続いていました。

今年についても、梅雨時期にどのような状況なのかをみて、ある程度判断できる可能性はあります。

最近、海洋プラスチックが話題になっています。

大阪湾で水揚げされるお魚からマイクロプラスチックが検出された事例はありますか。

(大美ナビゲーター)

環農水研が調査した事例はありませんが、他機関で実施された調査では大阪湾で採集されたカタクチイワシの消化管からマイクロプラスチックが検出されたとの報告があります。

環農水研の業務・調査研究をご紹介します!

気候変動適応など、環農水研が実施する最新の調査研究についてポスターでご紹介しています。

~各ポスターへのご質問については、受付を終了いたしました。ご覧くださった皆さま、ありがとうございました!~

第3弾「環境保全・自然生態系に関する調査・研究」(2021年1月29日公開!)

第2弾「水産業に関する調査・研究」「農業大学校の取組」など(2021年1月22日公開!)

第1弾「大阪気候」「農林業に関する調査・研究」(2021年1月15日公開!)

第3弾「環境保全・自然生態系に関する調査・研究」

[31]みなさんを熱中症から守るために~気象と熱中症との関係をさぐる~

[31]みなさんを熱中症から守るために~気象と熱中症との関係をさぐる~

ポスターをダウンロード[PDF:684KB]

要旨[PDF:228KB]

【ご質問ありがとうございました!】

ご質問 回答

熱中症は屋内の住居や屋外の道路など様々なところで発生するので、湿度や気温から算出されるWBGTで発生状況を予測するのは難しいのでは。

熱中症の発生状況をWBGTだけで予測計算するのですか。

今回用いたWBGTの値は、気温・湿度以外に日射量と風速を使って算出しており、主に屋外の状況を考慮した予測結果となります。

一方、屋内ではエアコンの設定温度などの他の要因も重要となりますので、今回の予測結果と差が生じることが考えられます。

▲一覧に戻る

[32]もしものときどうする?~災害・事故に起因する有害化学物質リスク低減のための情報基盤の整備~

[32]もしものときどうする?~災害・事故に起因する有害化学物質リスク低減のための情報基盤の整備~

ポスターをダウンロード[PDF:520KB]

要旨[PDF:126KB]

▲一覧に戻る

[33]廃棄物最終処分場からの浸出水をしらべる~POPsの分析法の確立~

[33]廃棄物最終処分場からの浸出水をしらべる~POPsの分析法の確立~

ポスターをダウンロード[PDF:866KB]

要旨[PDF:114KB]

▲一覧に戻る

[34]昆虫を利用して食品残さから飼料を生産~技術の実用化をすすめています~

[34]昆虫を利用して食品残さから飼料を生産~技術の実用化をすすめています~

ポスターをダウンロード[PDF:1.75MB]

要旨[PDF:126KB]

▲一覧に戻る

[35]環境DNAからわかること~大阪府内における冷水性魚類の分布~

[35]環境DNAからわかること~大阪府内における冷水性魚類の分布~

ポスターをダウンロード[PDF:1.02MB]

要旨[PDF:113KB]

【ご質問ありがとうございました!】

ご質問 回答

「環境DNA」は、「いるかいないか」は分かるけれど、「どれくらいたくさんいるか」は分からないということでしょうか。

「環境DNA」の濃度と生物の生息密度は、相関することがわかっています(たくさん魚がいる=たくさんDNAがある)。

しかし、川の流れや季節によってDNA濃度も変化することもわかっており、どのくらいのDNAがあれば、どれだけの魚がいるということまでは今のところ言えません。

同じ川や季節でDNA濃度を比べれば、「どこにたくさんいそうか」ということは言えますので、川のどこに魚が多くいるかという調査に活用しています。

▲一覧に戻る

[36]大阪を生物多様性に取り組むトップランナーに~外部連携に基づく普及啓発と情報発信~

[36]大阪を生物多様性に取り組むトップランナーに~外部連携に基づく普及啓発と情報発信~

ポスターをダウンロード[PDF:814KB]

▲一覧に戻る

第2弾「水産業に関する調査・研究」「農業大学校の取組」など

[21]ぬくもる大阪湾~水温の長期変動とその影響~

[21]ぬくもる大阪湾~水温の長期変動とその影響~

ポスターをダウンロード[PDF:623KB]

要旨[PDF:116KB]

▲一覧に戻る

[22]温暖化に対応した養殖ワカメ種苗生産技術の開発

[22]温暖化に対応した養殖ワカメ種苗生産技術の開発

ポスターをダウンロード[PDF:886KB]

要旨[PDF:140KB]

【ご質問ありがとうございました!】

ご質問 回答

今後も温暖化に伴う水温上昇が想定されるため、非常に有用な技術と思う。

本技術により秋季での育成を図るということだと理解したが、季節を夏季から秋季に移すにあたり、水温以外で育成に影響するものはないのか?

(例えば、潮流や秋季に活動が活発になる魚種等。)

ワカメ種苗生産は従来の方法では、春季から秋季にかけて培養するため、夏季の温暖化の影響を受け、

  1. 温度管理コストの増大、
  2. 枯死、生長不良

といった問題が生じていました。

今回開発したフリー配偶体による種苗生産技術は、培養期間を従来の13~25%に短縮することができたため、生産時季を秋季のみとすることができました。この結果、上記の1.と2.の問題が解決できました。

なお、種苗生産は室内水槽内で培養する(ポスターの図2参照)ため、潮流や魚類の影響は全くありません。

ただし、生産された種苗を用いて、海面でワカメ養殖を行う場合は、その時の水温や栄養塩濃度および藻食性魚類の影響を受けることがあります。特に、藻食性魚類による養殖ワカメの食害は大阪府だけでなく他県の海域でも問題となっており、防止技術の開発・研究が進められています。

▲一覧に戻る

[23]大阪湾のタチウオは何を食べているのか?

[23]大阪湾のタチウオは何を食べているのか?

ポスターをダウンロード[PDF:537KB]

要旨[PDF:108KB]

【ご質問ありがとうございました!】

ご質問 回答
大きな太刀魚を釣るには、エサはイワシが一番いいのですか。

大きなタチウオは警戒心が強いと考えられており、いかに違和感なく口を使わせるかが勝負といわれています。

そういった意味では日頃からよく食べているカタクチイワシが最高の釣りエサかもしれませんが、カタクチイワシは体がもろく、エサ持ちがとても悪いのです。

タチウオの釣りエサとしてはアピール力の強いマイワシやサンマ切り身がよく使われますが、反応の早い小さなタチウオが先に食いついてしまいます。

大物だけに狙いを絞って大きなアジなどをエサにすると思わぬ好釣果に恵まれる...かもしれません。

▲一覧に戻る

[24]環農水研ではこんな業務をしています

[24]環農水研ではこんな業務をしています

 

ポスターをダウンロード[PDF:949KB]

▲一覧に戻る

[25]環農水研の開発技術や知的財産を社会で活用するために

[25]環農水研が開発した知的財産を社会で活用するために

 

ポスターをダウンロード[PDF:588KB]

▲一覧に戻る

[26]農業大学校ではこんなことを取り組んでいます

[26]農業大学校ではこんなことに取り組んでいます

 

ポスターをダウンロード[PDF:410KB]

▲一覧に戻る

[27]農業大学校~百周年記念事業の取組~

[27]農業大学校~百周年記念事業の取組~

 

ポスターをダウンロード[PDF:917KB]

▲一覧に戻る

[28]農業大学校~ハートフル農業技術者の養成~

[28]農業大学校~ハートフル農業技術者の養成~

ポスターをダウンロード[PDF:685KB]

▲一覧に戻る

第1弾「農林業に関する調査・研究」「おおさか気候変動適応センター」

[10]大阪の気候変動の情報を発信します!~おおさか気候変動適応センター~

[10]大阪の気候変動の情報を発信します!~おおさか気候変動適応センター~

ポスターをダウンロード[PDF:922KB]

要旨[PDF:99.9KB]

▲一覧に戻る

[11]あつくなる農地こんな時どうする?~農作物の生理障害とその対策~

[11]あつくなる農地こんな時どうする?~農作物の生理障害とその対策~

ポスターをダウンロード[PDF:1.19MB]

要旨[PDF:121KB]

▲一覧に戻る

[12]温暖化が小ギクの開花時期に及ぼす影響~高温による開花遅延と対策技術~

[12]温暖化が小ギクの開花時期に及ぼす影響~高温による開花遅延と対策技術~

ポスターをダウンロード[PDF:1010KB]

要旨[PDF:116KB]

【ご質問ありがとうございました!】

ご質問 回答
6~7月の高温は開花を早めるのではと想像したが、発達を抑制するとのこと、勉強になった。
収穫後開花調節技術についても大変興味深く思う。専用液と記載があるが、成分はどのようなものか?

収穫後に小ギクを開花させるための専用液は、

  • ショ糖3%(開花促進のための主成分)
  • 抗菌剤(水の腐敗防止:8-ヒドロキシキノリン硫酸塩)
  • エチレン作用阻害剤(葉の黄化を防ぐ:チオ硫酸銀錯塩)
  • 界面活性剤(水あげの促進)

で構成されています。
受注生産になると聞いていますが、切り花の品質保持剤メーカーから販売されています。

▲一覧に戻る

[13]水ナスの生産拡大を促進させる複合環境制御の技術体系

[13]水ナスの生産拡大を促進させる複合環境制御の技術体系

ポスターをダウンロード[PDF:837KB]

要旨[PDF:120KB]

【ご質問ありがとうございました!】

ご質問 回答

大阪府に水なすの農家さんはどれくらいあるのですか?

そのうち、「複合環境制御」を使っているのは何軒くらいですか。

大阪府内で水なすを生産している農家さんは約200名。

複合環境制御は新しい技術であるため、導入している農家さんはまだ少なく、2~3件程です。

環農水研では、皆さんにきれいでおいしい水ナスをお届けするため、これからも農家さんをサポートしていきます。

▲一覧に戻る

[14]エコでらくちん!電解水細霧で野菜を守る

[14]エコでらくちん!電解水細霧で野菜を守る

ポスターをダウンロード[PDF:527KB]

要旨[PDF:113KB]

▲一覧に戻る

[15]府内へ広がる!環農水研発の大阪オリジナルブドウ

[15]府内へ広がる!環農水研発の大阪オリジナルブドウ

ポスターをダウンロード[PDF:825KB]

要旨[PDF:135KB]

【ご質問ありがとうございました!】

ご質問 回答
オリジナルブドウはどこで買えますか?

大阪オリジナルぶどうにご興味をもっていただき、ありがとうございます。当所が育成した新品種‘ポンタ’については、申し訳ありませんが、今年度より府内ぶどう農家に本格的な苗配布が始まったばかりです。

ぶどうは苗を各農家の園地に植えてから、3年後が初収穫の目安になります。皆さまがオリジナルぶどうをご購入いただけるようになるまで、しばらくお待ちいただきたいと思います。

なお、このぶどうについては、現在栽培を開始している府内ぶどう農家の多くが直売所(オンライン販売含む)での販売がメインとなっており、販売が始まってからもご近所のスーパーや青果店での購入は困難かと存じます。大阪府内のぶどう直売所については、大阪府の「ぶどうワインに関するページ」の「直売所情報」などがご参考になるかと思います(ここで掲載している生産者全てがオリジナルぶどうを栽培しているわけではありません)。

大阪オリジナルぶどうが本格的な販売が開始されるころには、このぶどうの紹介や購入先に関するご案内などについて、改めて当研究所ホームページでも様々な情報発信を予定しています。どうぞ楽しみにしていただきますようよろしくお願いいたします。

▲一覧に戻る

[16]古墳濠水から採取した酵母のワイン醸造特性

[16]古墳濠水にいる酵母からワインを造る?~酵母の獲得とワインの試験醸造~

ポスターをダウンロード[PDF:645KB]

要旨[PDF:140KB]

▲一覧に戻る

[17]食べやすい水なす糠漬けへの挑戦~出荷用糠床の改良技術開発~

[17]食べやすい水なす糠漬けへの挑戦~出荷用糠床の改良技術開発~

ポスターをダウンロード[PDF:889KB]

要旨[PDF:154KB]

【ご質問ありがとうございました!】

ご質問 回答

「サイリウムシードガム」は危なくないのですか?

ほかにどんなものに使われているのですか?

「サイリウムシードガム」は、食品衛生法に関する既存添加物名簿に記載されている添加物であり、ブロンドサイリウム(オオバコに近い植物)の種皮から製造されている、多糖類を主成分とするものです。

本研究では食品添加物として使用しましたが、この粉末単体もダイエット効果が期待できる食品として販売されたことがあるようです。

この糠を再利用して、他の野菜を漬物にしても大丈夫か?

衛生的に開封して糠床を回収し、衛生的に管理される限りにおいて再利用が可能です。ただし、一般的には開封後の糠床には新たな菌の移入が起こりますので、注意が必要です。

また、固化の形状を維持することは困難ですので、衛生的に練り直して通常の糠床のようにご使用いただくことになります。

▲一覧に戻る

[18]侵入害虫クビアカツヤカミキリからサクラやモモを守る

[18]侵入害虫クビアカツヤカミキリからサクラやモモを守る

ポスターをダウンロード[PDF:1.19MB]

要旨[PDF:130KB]

▲一覧に戻る

[19]森林の山地災害防止機能に及ぼす強度間伐の施業評価

[19]森林の山地災害防止機能に及ぼす強度間伐の施業評価

ポスターをダウンロード[PDF:378KB]

要旨[PDF:106KB]

【ご質問ありがとうございました!】

ご質問 回答

強度伐採すると、森の動物へ何か影響があるのでは。

イノシシなどが里や住宅地に下りてきやすくなったりしないのでしょうか。

ご質問のことは、我々も懸念しているところです。

そこで、今回の事業地(8か所)の間伐区と無間伐区にて、調査地区内にセンサーカメラを設置し、イノシシやシカなどを撮影して出現頻度を比較しました。

令和2年(2020年)の4月から8月の結果では、イノシシは6か所で出現していますが、間伐区が無間伐区より多い所は2か所でした。このことから、必ずしも間伐によりイノシシが多く出現するとは言えません。また、イノシシの地表面の荒らしかたをみると、通りやすい所を選んで通行するというよりも、タケノコなどの餌となるものがあるかないかの方が影響するように思われました。

一方、シカは2か所で出現し、2か所とも無間伐区より間伐区の方が多く出現しました。このことから、シカは障害物の少ない所を好んで行き来しているように見受けられました。

環農水研では、森林にすむ動物の行動も注視しつつ、今後も引き続き、森林の山地災害防止を目的とした間伐について調査研究していきます。

▲一覧に戻る

■お問い合わせはこちら

企画部/環境研究部

【WEBセミナーのお申込み・研究所業務紹介について】

企画部 企画グループ 担当:福田 [TEL]072-979-7070 お問い合わせフォーム

【おおさか気候変動適応センター・WEBセミナーの内容について】

環境研究部 技術支援グループ 担当:高井・今立 [TEL]072-979-7062