大阪府立環境農林水産総合研究所

 

[総合][お知らせ]環農水研 法人化10周年記念シンポジウム「豊かな大阪の食は持続できるか?」を開催しました

公開日 2022年11月29日

2022年(令和4年)11月21日(月曜日)、環農水研 法人化10周年記念シンポジウム「豊かな大阪の食は持続できるか?」を開催しました。

新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、会場・オンラインのハイブリッドで開催し、あわせて200名の皆さまがご参加くださいました。ありがとうございました!

シンポジウムの動画を「環農水研YouTubeチャンネル」で公開しています。ぜひご視聴ください!

開会

開会挨拶では、理事長の石井から、環農水研のルーツやこれまでのあゆみをご紹介し、これまで支えてくださった皆様に改めて感謝を伝えた後、本シンポジウムのプログラムや見どころについてご説明しました。
次に大阪府 吉村洋文 知事から、来賓代表としてビデオメッセージをいただきました。

開会挨拶のようす 開会挨拶のようす1 開会挨拶のようす2 知事ビデオメッセージ

記念講演「世界の水・食糧資源の現状と地産地消の重要性」

記念講演として、大阪公立大学 大塚副学長に「世界の水・食糧資源の現状と地産地消の重要性」についてご講演いただきました。

世界規模の水や食料の需給からのお話から始まって、この大阪で具体的にどんな行動が重要か、という内容でした。
地産地消によってフードマイレージを少なくすることが重要で、ノルウェー産のサーモンを食べるよりも阪南産のイヌノシタを食べるほうが持続的だ、というお話もありました。

大塚副学長の記念講演のようす 大塚副学長の記念講演のようす 大塚副学長の記念講演のようす 大塚副学長の記念講演のようす

環農水研報告「豊かな大阪の食の未来を支える」

大阪の食を支える、環農水研の7分野(環境調査分野、気候変動分野、生物多様性分野、水産分野、農業分野、食品分野、昆虫利用分野)の取組みについて発表しました。
調査研究の担当者が入れ替わりで登壇し、TED Talksのように聴衆に語りかける方式で、環農水研の業務がどのように「食」と関わっているのかを一貫した流れで分かりやすくお話ししました。

環農水研報告のようす 環農水研報告のようす 環農水研報告のようす 環農水研報告のようす 

パネルディスカッション「豊かな大阪の食は持続できるか?」

パネリストに大阪公立大学 大塚副学長、大阪府環境農林水産部 原田部長、大阪府農業協同組合中央会 大阪農業振興サポートセンター 鷲尾センター長、大阪府漁業協同組合連合会 岡会長、大阪産(もん)料理 空 今井代表をお招きし、石井理事長が進行役を務めました。
大阪の食に関わるどのようなお仕事をされているのか、苦心されている点についてお話いただいた後、生産者・事業者目線からの大阪の豊かな食を持続するための課題、行政の視点、研究の視点から課題の解決のヒントをお話しいただきました。

パネルディスカッションのようす パネルディスカッションのようす パネルディスカッションのようす パネルディスカッションのようす

ポスター・展示発表

環農水研報告で発表した、各分野の20項目の調査研究・取組の詳細について、ポスター・展示発表で担当者がご説明しました。
ポスターはホームページに掲載しておりますので是非ご覧ください。

ポスター・展示発表のようす ポスター・展示発表のようす ポスター・展示発表のようす ポスター・展示発表のようす


アンケートでは、回答者の方のほぼ全員に「大変満足」「満足」とお答えいただきました。

また、「大塚先生のお話が面白かった」「分野横断的な環農水研報告がわかりやすかった」「パネリストの方からのそれぞれの立場で『大阪の食』に対する熱い思いが感じられた」「大変有意義なシンポジウムで、環農水研の取組みがよく理解できた」などのご感想もいただきました。

ご参加くださった皆さま、アンケートにご回答いただいた皆さま、ありがとうございました!

なお、オンライン参加者への抽選プレゼント「環農水研のお米」については、厳正なる抽選を実施し、当選者にご連絡します。


環農水研は、今後も豊かな大阪の食を支える調査研究を実施し、シンポジウムなどでみなさまにもその成果をお伝えしてまいります。

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担当:井戸川

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