公開日 2019年01月17日
大阪府立環境農林水産総合研究所 食品技術グループでは、食品の加工・保存・流通技術の開発支援や食品のおいしさや鮮度、品質などの科学的評価を行っています。また、大阪の食を支える中小企業を技術支援しています。
今回、大阪特産のなす・水なすを使った加工食品開発の広がりを目的に、当研究所の「なすのフリーズドライ加工技術(※)」を使った商品開発の技術支援を、下記のとおり実施いたします。
平成30年度大阪産(もん)チャレンジ支援事業(提案型)実施事業者及び取組
事業者名 | 技術支援を実施する取組名 |
株式会社岸和田南宗 |
水なすフリーズドライ技術を活用した南宗特製水なす漬け茶漬けの素の開発 |
※ なすのフリーズドライ加工技術
これまでに、大阪特産のなす・水なすを使った商品開発に関して、「なす特有の果皮の美しい紫色を商品に活かしたい」、「果肉の褐変を防止したい」などの技術相談が府内の食品関連事業者様から寄せられ、解決のために調査研究に取り組んできました。
そのなかで、真空凍結乾燥(フリーズドライ)の際のなすの果皮や果肉部の色の保持や湯戻り性を追求し、高品質なフリーズドライ状態となる効率的な製造方法を確立することができました。
フリーズドライなす(果皮、果肉部の色や質感を改善)
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これまでの開発商品の例(左:お吸い物の素、右:お茶漬けの素)
本技術に関心のある食品関連事業者の方は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。
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食と農の研究部 食農支援グループ
担当:高井、宮原
[TEL]072-958-6545
[FAX]072-956-9790