大阪府立環境農林水産総合研究所

 

[総合][報道]大阪のサクラとモモを外来生物からみんなで守ろう!「クビアカツヤカミキリ被害対策の手引書(暫定版)」を作成しました

公開日 2018年02月09日

 サクラやモモ、ウメなど主にバラ科の樹木(注1)に発生し、枯死させることもある「クビアカツヤカミキリ」は平成24年に日本への侵入が確認された新たな外来害虫で、大阪府域でも平成27年に初めて被害が確認されています。本種は、本年1月15日に環境省より特定外来生物に指定されましたが、繁殖力が旺盛なため、今後被害の拡大が懸念されています。

 当研究所では、このクビアカツヤカミキリによる新たな被害を食い止めるため、国や大阪府、大阪府立大学、研究機関等と連携し、本種の発生状況の調査や防除方法の検討に取り組んでいるところです。

 このたび、これまでの調査や検討を踏まえ、本種による被害を効果的に防ぐための手引書を作成しました。手引書では、本種の生態や特徴、大阪府への侵入、被害状況、サクラやモモの被害の様子や発見のポイント、被害防止の方法について解説しています。

 今後も、得られた新たな情報や確立した技術を随時、本手引書に改定していきます。

 府内のサクラ並木や果樹園を守るため、サクラやモモ等の対象の樹木をお持ちの方々には、ぜひこの手引書を活用し、対策にご協力いただきたいと思います。

 詳細については、添付の資料をご参照ください。

 

クビアカツヤカミキリの画像 クビアカツヤカミキリの被害を受けた樹
(クビアカツヤカミキリ)

(クビアカツヤカミキリの被害を受けた樹)

(注1)  主なバラ科の樹木:サクラ、モモ、スモモ、ナシ、ウメ、カキ、ザクロ等

添付資料

 

※最新の手引書(改訂版)は下記のリンクよりご覧ください。  

 

参考動画

 

クビアカツヤカミキリについて知ろう ~生態編~

 

クビアカツヤカミキリについて知ろう ~ネット巻き編~

 

 

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