大阪府立環境農林水産総合研究所

[農林][報道]水耕(養液)栽培用の農業資材が製品化されました。

公開日 2018年10月09日

 

 大阪府立環境農林水産総合研究所は、大阪府の環境農林水産分野における研究機関として、様々な企業と連携し技術開発を行っています。農業分野においては、これまでに病害虫防除や施設栽培用農業資材の共同開発に取り組み、農業生産現場で導入が進んでいます。

 この度、複数の企業と開発を進めてきた水耕(養液)栽培用の資材が製品化されました。植物工場を始めとする野菜の水耕(養液)栽培では、養液を栄養分として栽培パネル表面や栽培槽に藻が発生します。藻は見た目の悪さだけでなく、キノコバエ等の不快害虫や病気の発生を助長するため、生産現場や食品生産現場では、その除去に多くの労力がかかっています。

 当研究所では、各企業が開発した抗菌性や防藻性を付加した栽培パネルや資材について、その効果が持続するのか、農産物の生育に影響がないのか検証を行ってきました。今回製品化された資材は、衛生面の向上や作業労力の軽減が期待でき、植物工場や水耕栽培農家での導入が見込まれます。

 これらの製品は10月10日から幕張メッセで行われる「第8回農業ワールド(※)」に出展される予定です。環農水研ではこれからも関係機関や企業と連携し、社会実装に向けた調査研究に取り組みます。

 

 

 

添付資料

〔報道提供〕水耕(養液)栽培用の農業資材が製品化されました。[PDF:144KB] 

 

 

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