公開日 2018年03月28日
大阪府内のいちじく産地では、毎年7月下旬~8月上旬頃から果実の収穫が始まります。
アザミウマ類は、いちじく果実に侵入し、内部を黄褐色に変色させて商品価値を低下させる害虫で、果実の外観からは被害を確認できず、農薬だけで防除することは困難です。
そこで、当研究所では、アザミウマ類によるいちじくの被害を効果的に防ぐため、赤色防虫ネット、光乱反射シートおよび薬剤防除を利用した実証試験を行政機関や生産者団体と連携して実施するとともに、これらの試験結果をもとに、「いちじくのアザミウマ類対策」に関する技術資料を作成しました。この技術を活用したいちじく園では、ほぼ出荷できていなかった収穫初期の果実の被害が7割削減されました。
特産いちじくの安定生産につなげるため、本技術資料をご活用ください。
詳細については、添付の資料「いちじくのアザミウマ類対策[PDF:1MB]」をご参照ください。
添付資料
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担当:城塚、金子、柴尾
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