大阪府立環境農林水産総合研究所

[農林][報道]防藻効果のある養液栽培用の新資材「黒色パネル」を共同開発

公開日 2016年10月12日

大阪府立環境農林水産総合研究所は、防藻(も)効果のある養液栽培用の黒色発泡スチロールパネル(以下、「黒色パネル」)をトーホー工業株式会社と共同開発し、特許を共同出願しました。

養液栽培に使用される白色発泡スチロールパネルでは、パネル面に発生した藻による生育阻害や資材の外観悪化が大きな問題になっていました。しかし、カーボンブラック入りの黒色パネルを使用すると、光が十分にパネルに当たった状態でも防藻効果があり、作物の生育にも影響がないことが確認できました。現在、カーボンブラックが藻の発生を抑制している要因について研究を進めています。

藻が発生しにくいため、植物工場やレストランの展示向け栽培施設への導入など幅広い利用が期待されます。

なお、この「黒色パネル」は、10月14日まで開催される第6回国際農業資材EXPOで展示中です。

 

詳細については、添付のプレスリリース資料をご参照ください。

添付資料

プレスリリースPDF版(防藻効果のある養液栽培用の新素材「黒色パネル」を共同開発)(219KBytes)

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