公開日 2014年12月05日
平成26年12月3日、当研究所は、公立大学法人 大阪府立大学と共同で、連携セミナー「植物工場の現状と将来展望」を開催しました。セミナーには、企業、大学、研究機関、行政などから91名の方々にお越しいただきました。
まず、大阪府立大学 学長顧問・植物工場研究センター長の安保 正一氏から、植物工場の栽培システムや生産される野菜の機能性・安全性、府大に本年9月に開設した「GREEN CLOCKS新世代植物工場」の紹介と将来の事業展開などについて基調講演がありました。
続いて、当研究所 食の安全研究部 防除グループの岡田 清嗣 主幹研究員より、養液栽培で起きやすい病虫害や藻の発生についての現状と対策を解説するとともに、ガスプラズマによる新しい種子殺菌方法や静電遮蔽機能(静電場スクリーン)を用いた病害虫を侵入させない温室の開発について紹介しました。
最後に、GREEN CLOCKS新世代植物工場の見学を行い、レタスの播種から収穫までの様子を実際にご覧いただきました。
参加者からは、「機能性野菜の分野で完全人工光型植物工場の可能性を感じた」「病害虫を侵入させないシステムが興味深かった」などのご感想をいただきました。
当研究所は、今後も大阪府立大学と連携し、相互の研究を一層進展させ、地域社会の発展に資するよう努めてまいります。
安保 正一氏による基調講演 |
岡田主幹研究員による講演 |
植物工場の見学 |
多くの方々にご参加いただきました |
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