農林分野 安全で豊かな食と農を支える調査研究

[農林][報道]40年前に生まれた大阪オリジナルぶどう目覚める-大阪環農水研が品種登録-

公開日 2014年03月14日

 当研究所が開発したぶどうの新品種を、農林水産省に品種登録出願しました(平成26年2月13日)。

 

系統番号48602

 このぶどうは全体が淡い赤い色合いに包まれ、赤から黄色のグラデーションも楽しめます。芳醇な香りが大きな特徴で、甘味が強く、とても美味しいぶどうです。果実は種なしで皮離れがよく、1粒の大きさは6~7gとベリーAと同じくらいの大きさです。

 

 このぶどうは昭和48年(40年前)に交配(系統番号48602)しましたが、当時はぶどう栽培に不可欠なジベレリン(植物成長調整剤)の使用が一部の品種に限られていたため、品種登録をすることができず、陽の目をみることはありませんでした。 

 

 ジベレリンの利用制限がなくなった現在、直売所ブームで味の良いぶどうが強く求められるようになってきたこと、様々な色合いのぶどうが直売所の棚ににぎわいをもたらすことなどから、大阪のぶどう農家から大阪のオリジナル品種として登録を望む声が高まってきました。

 

 このため、当研究所では、過去の形態学的なデータや新たに調査した染色体数などのデータを整理して、品種登録出願を行いました。今後、認定機関の審査等を経て、正式に登録される予定です。

大阪は日本有数のぶどう産地(※)ですが、オリジナルと呼べる品種は少なく、当研究所では大阪府や関係団体とともにこのぶどうの普及を図り、ぶどう産地の活性化にもつなげていく予定です。

 

※大阪のぶどう栽培の状況

 大阪府はぶどう栽培が盛んで、全国第7位の収穫量(4,790t H23年度)を誇ります。

 主要産地は、金剛・生駒山麓に広がる柏原市、羽曳野市、太子町のほか、交野市や大阪狭山市などで多く栽培されています。品種はデラウェアが全体の約85%を占めています。近年増加している直売所向けのぶどう品種の栽培も増加しています。

 

添付資料

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