露地デラウエアのジベレリン処理適期情報
研究所露地デラウエアのジベレリン(GA)処理適期情報
平成30年4月5日からジベレリン処理適期情報の提供を再開しました。
研究所では所内の露地デラウエアの展葉枚数を調査して、1回目のジベレリン処理適期(注)を判断しています。1回目のジベレリン処理適期は、新梢の展葉枚数を指標に予想できます。
研究所(羽曳野市尺度:標高70m地点)における、4月23日(月)現在の展葉枚数状況と予想されるジベレリン処理適期始めを示しますので、各地域でのジベレリン処理の参考にしてください。
研究所(羽曳野市尺度:標高70m地点)における予想GA処理適期始めです。
各地域のGA処理適期始めは気温や立地条件により異なりますので、ご注意ください。
新葉の展葉枚数は1日当たり0.35枚ずつ増加すると仮定して予想しています。
そのため、これからの気象条件によって、予想GA処理適期始めが変化することがありますので、今後の更新情報も併せてご覧ください。
- 注:ジベレリン処理適期とは
ジベレリンは植物ホルモンのひとつであり、無核化(種なし化)、着果促進や果実肥大、成熟促進などの効果があります。
デラウエアは2回のジベレリン処理が必要で、1回目は満開予定日約14日前、2回目は満開約10日後が処理適期とされています。このうち、1回目の満開予定日約14日前とは、「ジベレリン処理をしない花房の満開日から見て14日前」という意味ですが、実際は葉の枚数を指標にして判断しています。1回目の処理時期は重要で、適期を逃すと種が入ったり、房の形が悪くなったりと不具合を起こします。
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食と農の研究部 葡萄グループ
担当: 上森
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