大阪府立環境農林水産総合研究所

花壇苗の害虫の発生生態解明と防除技術開発

花壇苗の害虫の発生生態解明と防除技術開発

【マツバボタンに発生するワタアブラムシ】

パンジー、ハボタン、ペチュニアなどの花壇苗栽培において、これまで害虫の発生生態は正確に調べられていませんでした。このため、花壇苗の品目ごとの害虫の発生状況を年間を通して調査しました。

その結果、アブラムシ、アザミウマ、コナジラミ、ハダニ、ハモグリバエ、鱗翅類幼虫、ナメクジの発生は各品目および栽培時期によって大きく異なることが明らかになりました。このことにより、薬剤の選択と適期散布などをはじめ、下草の管理や防虫ネットの展張などの効率的な防除が可能になりました。