大阪府立環境農林水産総合研究所

抵抗性台木を用いたイチジク株枯病防除技術の開発

抵抗性台木を用いたイチジク株枯病防除技術の開発

【深刻なイチジク株枯病被害を防止するために抵抗性台木とその接木法を実用化しました】

イチジク栽培では、極端に樹を弱らせる「いや地現象」や樹全体を枯らす「株枯病」など、土壌を原因とする障害が大きな問題となっていました。

そこで、「いや地現象」については「Zidi」、「株枯病」については「Negronne」などの抵抗性台木を用いることで、障害や病害を緩和し、樹の生育を促進して果実品質や収量を高める効果があることを突きとめました。

台木を使うイチジク栽培は、世界的にもほとんど例がなく、研究所では、台木を使った接ぎ木苗の養成や幼木管理方法の開発を併せて行い、イチジクの接ぎ木栽培の普及に努めています。