大阪府立環境農林水産総合研究所

[環境][お知らせ]2021年10月24日に「生きものふれあいイベント」を開催しました!

公開日 2021年11月04日

2021年10月24日(日曜日)、環農水研生物多様性センターにて、「生きものふれあいイベント」を開催しました。

お子様・保護者の方あわせて33名の方にご参加いただきました!ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 


当日は気持ちいい秋晴れでした!少し風が冷たく寒かったので、虫たちは少し控えめでした。ちゃんと見つけられるかな?

立て看板・表 立て看板・裏 

 

新型コロナウイルス感染症対策を講じて実施しました。イノシシの剥製もマスクをつけてお出迎えです。

アルコールで感染対策 イノシシもマスク

 

受付では、プログラムやポールペンをお渡しし、地引網の番号を決めるための、キリの木で作ったくじを引いていただきました。このくじは家に持って帰ってコースターとして使ってくださいね♪

地引網のくじ 地引網のくじを引く様子

 


イベントの開始にあたり、環農水研・生物多様性センター長の平松よりごあいさつをしました。
そのあと、採った生きものは持ち帰れないことなどの注意事項や、イベントの流れについてスタッフよりご説明しました。

開会あいさつ 説明の時のようす


さあ、いよいよ生きもの観察のスタートです!

「昆虫さがし」「水辺の生きものさがし」の好きな方を選びます。時間内であれば、もちろん行き来もOK!それぞれ、専用の道具を使います。

観察の道具 道具を選ぶ様子

水辺の生きものさがし

みなさん必死でビオトープの中の生きものをさがしておられました。水の中からスタッフがサポートしました。

水辺の生きものさがし2 水辺の生きものさがし2

草むらでの昆虫さがし

草の中をじーっとみると、ちゃんと虫が見つかりましたよ。参加者さんがキアゲハの幼虫を見つけられて、センター内で初めて見たスタッフもいました。

昆虫さがし キアゲハの幼虫

 

採った生きものはスタッフのところで集めます。バッタをたくさんを採った方は、「バッタ採集名人・プロ」認定!!  

バッタ採集名人認定! みんなで採ったバッタ

 

みんなで集めたバッタの中から、在来種である「オンブバッタ」(左)と、外来種である「アカハネオンブバッタ」(右)の数を比べました。このイベントの機会を利用して、毎年調べています。毎年、外来種の「アカハネオンブバッタ」の方が多いという結果となっています。

オンブバッタ アカハネオンブバッタ

自分で稲を刈ってみよう!

田んぼの役割をパネルで学びながら、稲刈り体験も実施しました!鎌(かま)を使って刈るのはなかなか難しいです。一生懸命に刈った稲はプレゼント。お米引き換え券も一緒にプレゼントしましたよ。

稲刈りのようす 稲は持って帰ります

つぎは、地引網でビオトープ内の生きものをあつめます!

受付のときに引いたくじの番号の持ち場に分かれ、地引網を引いていきます。網を岸辺まで引いたら、いろんな生きものが入っていました。

地引網たいけん 地引網をひきました!

 

地引網でとれた生きものは、まずはバケツに入れて、参加者さんに水槽に集めていただきました。イタセンパラは国の天然記念物なので、触らずにそっとバケツのまま水槽に入れます。

地引網でとれたいきものをあつめます 地引網でとれた生きものは水槽へ

 

採れた生きものは順番に解説して、ケースにいれて間近で観察してもらいました。

とれた生きものの説明 間近で生きものを観察

地引網で集めた水槽のアップ 観察ケースのイタセンパラ・カネヒラ

 

企画展「おおさかの生物多様性の「今」を学ぼう!」では...

センターの本館内では企画展を開催!

エントランスでは、イタセンパラなど水槽の魚や野生動物の剥製たちがお出迎えしました。イタセンパラは、オスにキラキラとした婚姻色が見られてとてもきれいでした。

センターのエントランス イタセンパラ

 

企画展では、『おおさか生物多様性リンク』による多機関連携の取組みについて展示しています。詳しくはお知らせページをご覧ください

企画展の展示 企画展の展示

これで君も生物多様性マスター!来年のご参加もお待ちしております!

イベント終了後は、会場内で実施していたビンゴクイズ大会の答え合わせをして、見事ビンゴした方には、景品をプレゼント!さらに全ビンゴ達成した方には、生物多様性マスターの称号と記念缶バッチを授与しました。

生物多様性マスターの缶バッジ 生物多様性マスターの缶バッジ

 

大阪府立環境農林水産総合研究所(羽曳野市)でとれた新米のおみやげも持って気を付けてお帰り下さい!

お米のおみやげ


参加者の方からは、「小さな子供も簡単に参加できて、虫や魚の名前をプロに解説してもらって良い経験になった」、「普段虫を触らない子供が楽しんで虫に触って参加できた」、「生物との距離が近くて勉強になった」、「体験を通じて子供たちへの自然への関心が高まった」、「子供が初めて地引き網にチャレンジして終わった後も網をずっと引っ張っていて楽しそうだった」などのお声をいただきました。

なお、当日の運営には生物多様性センターサポートスタッフの皆さまにもご協力いただきました。

生物多様性センターでは、今後も、身近な生きものなどについて調査研究を進め、その結果を分かりやすくご説明するとともに、興味深くご参加いただけるイベントや出張講座などの活動を実施していきます。

ご注意ください

  • 通常は生物多様性センター内での生きもの採集はできません。なお、本イベントで採取した昆虫や魚などは、イベント終了後に元の場所に放しました。
  • 天然記念物「イタセンパラ」は法律で採捕などが禁止されています。イベントの実施にあたっては文化庁より許可を受けています。

 


関連リンク

■お問い合わせはこちら

環境研究部 自然環境グループ(生物多様性センター)

担当:近藤・幸田・丸山

[TEL]072-833-2770

[FAX]072-831-0229