大阪府立環境農林水産総合研究所

[環境][報道]大阪発の優れた環境技術「おおさかエコテック選定技術・製品」を「ENEX2017」に出展します

公開日 2017年02月08日

 当研究所は、大阪の中小・ベンチャー企業の優れた環境技術を評価し、普及支援する事業「おおさかエコテック※1」を実施しています。このたび、選定された技術・製品を普及するため、日本最大級の省エネルギーや再生可能エネルギー等に関する専門見本市である「ENEX2017(第41回地球環境とエネルギーの調和展)※2」に出展します。

 当日、会場の「おおさかエコテック」ブースでは、企業の担当者が直接、技術・製品をご紹介します。大阪発の優れた環境技術・製品を会場でご覧ください。

1 期間

平成29年2月15日(水)~17日(金)10:00~17:00

2 場所

東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)

3 出展予定のおおさかエコテック選定技術・製品(詳しくはこちらをご覧ください

enex2017出展技術・製品

※1 おおさかエコテック(環境技術評価・普及事業)

平成15年度に開始し、これまでに94技術・製品が選定されました。(平成29年2月現在)
(URL https://www.knsk-osaka.jp/kankyo/shien/etech/

※2 ENEX2017(第41回地球環境とエネルギーの調和展)

主催:一般財団法人省エネルギーセンター
(URL http://www.low-cf.jp/

出展予定のおおさかエコテック選定技術・製品

詳しくは「おおさかエコテック」ホームページをご覧ください。

 

【省資源技術】
フィルム段差の吸収でロスを低減する「巻き取りコア『e-コア』」
(株式会社加貫ローラ製作所(大阪市生野区))

e-コア

  • この製品は、工業、印刷及び包装用のプラスチックフィルム、シート、金属箔等の巻き取りに必要な軸芯に、新たな機能を付与したものです。

  • 巻き取りコア表面層に段差吸収性の高いゴム素材を配置することにより、フィルム等の巻き取り時に発生する巻き始めのフィルム段差痕を軽減し、フィルムロスによる廃棄物や余剰生産の解消が期待できます。

【省エネルギー技術】
低放射遮熱塗料「サーモレジンSV工法」
(株式会社中外商工(大阪市西区))

中外商工

  • この製品は、屋根の裏面に放射率の低い塗料を塗装することによって、屋根の裏面から室内に向けた放射熱を低減するものです。

  • 夏季の室内の熱環境緩和及び空調のエネルギー消費低減が期待できるとともに、冬季においても一定の室内保温効果が期待できます。

  • 既設屋根への塗装だけでなく、鋼板屋根材の製造工程に組み込むこともできます。

【省資源技術】
洗浄力にも優れた超節水ノズル「Bubble90」
(株式会社DG TAKANO(東大阪市))

DG TAKANO

  • この製品は、水道での流し洗い時において、洗浄力を損ねることなく、水の使用量を最大95%節約する節水ノズルです。
  • 一般的な蛇口に簡単に取り付けられ、取り付けた状態のまま外部からの操作で水量を調整することができます。
  • 水に大量の空気を巻き込ませて泡沫水とし、無電力で吐出される水流を脈動させることにより、少ない水量でも従来と同等の洗浄力を期待することができます。
  • フィルターや部品の交換の必要もありません。

【省エネルギー技術】
蒸気廃熱回収装置「エコ・モルダー」
(株式会社ビクター特販(豊中市))

エコモルダー

  • この製品は、水蒸気が凝縮した高温の水「ドレン」を蒸気配管から回収し、鉄錆を除去し温度調整を行い、ボイラーや洗濯機等に温水として供給するものです。
  • ボイラーにおけるエネルギー消費削減が期待できます。

【省資源技術】
レアメタルの使用量を削減したリユース可能な冷間鍛造金型
(マツダ株式会社(大阪市城東区))

冷間鍛造金型

  • この技術は、冷間鍛造製品を製造するための金型等の製造に必要なレアメタルの使用量を削減するとともに、金型等の摩耗部分を再生し、長寿命化を実現するものです。

  • ポンチの基材部分には安価な素材を用い、先端部分のみに超硬合金素材を用いることにより、レアメタルの使用量を90%削減することができます。

  • 摩耗したポンチの再生は通常行われていませんでしたが、超硬合金の被膜を再生するコーティング技術によりポンチの再利用を可能としています。

【再生可能エネルギー技術】
無落差・低流量対応型 流水利用式マイクロ水力発電システム

(株式会社山崎(堺市南区))

マイクロ水力発電システム

  • この製品は、落差がなく低流量・低流速の水路でも効率的に発電することが可能なマイクロ水力発電システムです。

  • 摩擦が少ない独自開発の「スクリュー増速器」に、鉄心がなく回転速度が低い場合も軸が滑らかに回転する「コアレス型発電機」を組み合わせ、さらなる軽量化のため水受け板としてテントシートを用いており、動力伝達効率を可能な限り損なわないよう様々な工夫が施されています。

  • 簡単な工事で設置や移設が可能であることから、マイクロ水力発電の普及に貢献できると考えられます。

添付資料

プレスリリース(ENEX2017出展)(289KBytes)

関連リンク

■お問い合わせはこちら

環境研究部 技術支援グループ

担当:下元、金本

[TEL]072-979-7062

[FAX]072-956-9790