大阪府立環境農林水産総合研究所

[環境][報道]省エネ技術「サーモレジンSV工法」を大阪発の特に優れた環境技術「ゴールド・エコテック」に選定

公開日 2015年03月30日

 地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所は、平成26年度第2回おおさかエコテック(環境技術評価・普及事業)※の技術評価の結果、「サーモレジンSV工法(中外商工株式会社/大阪市)」を、大阪発の優れた環境技術の中でも特に優れた技術として「ゴールド・エコテック」に選定しました。

 この技術は、倉庫などの鋼板屋根の裏面に特殊な塗料を塗装することで、屋内への熱の侵入を抑え、空調の省エネ・室内の熱環境緩和につなげるもので、今後の普及が期待されます。

今回選定技術(詳しくはこちら

省エネ技術「サーモレジンSV工法」

サーモレジンSV工法

【ポイント】

  • 鋼板屋根裏面に特殊な塗料を塗装するだけで屋内への熱侵入抑制
  • 空調の省エネ・室内熱環境緩和
  • 冬も一定の保温効果

※ おおさかエコテック(環境技術評価・普及事業)とは

 大阪府内の中小・ベンチャー企業が開発した先進的な環境技術・製品を当研究所が評価・PRする事業で、平成15年度に開始し、今回を含め86技術・製品が選定されました。(平成27年3月現在)

 「おおさかエコテック」への申請は、随時受け付けています。詳しくは、「おおさかエコテック」ホームページをご覧ください。

今回選定技術の詳細

技術・製品名
会社名

評価結果
分野

技術概要
鋼板屋根裏面からの
熱放射低減による
室温上昇抑制方法
(サーモレジンSV工法)


中外商工株式会社
(大阪市)

ゴールド・エコテック
ゴールド・エコテック

 

省エネルギー技術・製品

サーモレジンSV工法
  • 本技術は、屋根の裏面に放射率の低い塗料を塗装することによって、屋根の裏面から室内に向けた放射熱を低減するものである。
  • 本技術を導入することで、夏季の室内の熱環境緩和及び空調のエネルギー消費低減が期待できる。さらに、冬季においても一定の室内保温効果が期待できる。
  • 本技術は、屋根裏面への塗装であるため、膜の劣化が抑えられ、高い耐久性が期待できる。
  • 本技術は、既設屋根への塗装だけでなく、鋼板屋根材の製造工程に組み込むこともできる。

添付資料

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