大阪府立環境農林水産総合研究所

[環境][お知らせ]パナソニックES社等との「おおさか生物多様性パートナー協定」調印式を行いました

公開日 2013年11月11日

 当研究所はパナソニック株式会社エコソリューションズ社(以下「パナソニックES社」)と大阪府、公立大学法人大阪府立大学(以下「大阪府立大学」)と「おおさか生物多様性パートナー協定」を締結いたしました。

平成25年11月8日にパナソニックES社において調印式が開催されましたのでご紹介します。
 

 

 「おおさか生物多様性パートナー協定」制度は大阪府が創設したもので、企業が大阪の生物多様性を保全するために行う活動を行政(大阪府)と大学(大阪府立大学)、試験研究機関(当研究所)が支援するものです。

当研究所は昨年からパナソニックESと構内のビオトープへ北河内産のカワバタモロコミズアオイを導入し保護を行ってきました。今回の協定ではそれに加え、新たに導入した北河内産ミナミメダカの系統保存の支援について参画します。

この取り組みによって、当研究所のこれまでの希少種保護に関する研究成果を活用するとともに、地域に生息する絶滅危惧種を保護し、参画するES社従業員の方々の生物多様性に関する意識の向上、ビオトープを活用した環境学習などの波及効果が期待できます。

 

調印式には調印者であるパナソニックES社 木村常務、大阪府 小河副知事、大阪府立大学 石井副学長、当研究所 大河内理事長の4名をはじめ、来賓として近畿地方環境事務所 水谷所長、大阪生物多様性保全ネットワーク 天満代表、さらに8名の府議会議員の方々、府やES社の関係者が出席しました。

調印者の方々のご挨拶とともにES社のビオトープの運営を担当している社員の方からのビオトープの解説やこのビオトープで生物の研究をしている大阪府立大学の学生からの生きものの紹介、ES社がある北河内に生息するミナミメダカの放流、さらにこれまでビオトープの管理に関わってきた社員ボランティアの方々への感謝状の贈呈式などが行われました。

 

20131108ES社調印式1 

調印を行った各代表(左から大阪府立大学石井副学長、パナソニックES社木村常務、大阪府小河副知事、当研究所大河内理事長)

 

20131108ES社調印式放流

ビオトープでの北河内産ミナミメダカ放流の様子

 

調印式の概要、各機関の役割、パナソニックES社の取り組みにつきましては以下のリンクからご覧いただけます。 

リンク

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水産研究部 内水面グループ(水生生物センター)

担当:山本

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