大阪府立環境農林水産総合研究所

淀川の調査

淀川の調査

淀川の概要

 宇治川、木津川、桂川の合流する府境から大阪湾に注ぐ河口までの約30㎞を通称淀川と言い、近畿地方の住民1000万人以上の上水を供給しています。
淀川の特徴として、河口から約10㎞上流に淀川大堰があり、淡水域と汽水域が完全に分離されています。また、枚方大橋付近までは湛水化されて湖のような状況を呈しています。淀川には、船運のために造られた水制工由来のワンドが多く存在し、魚の良いすみかになるなど、大都市大阪に残された貴重な水辺となっています。一時、河川改修工事でその多くは埋め立てられましたが、最近では枚方市樟葉地区などに人工ワンドが造成されるなど、水辺環境の再生の取組みが進められています。

 生物多様性センターでは、1972年から約10年ごとに淀川の本流とワンドで魚類の採捕調査を行い、淀川における魚類の生息状況の把握に努めています。

環境研究部 自然環境グループ (生物多様性センター)

 

調査研究成果

 

ワンドの環境
淀川の水質と生息魚種
魚の生活
仔稚魚の生息域(岸辺の状況)