大阪府立環境農林水産総合研究所

病名:乳頭種症

病名:乳頭種症

元気に泳ぎ、食欲もあり死ぬほどの異常はなし。頭やひれ、うろこなどの体表に、やや硬い白色のイボ状隆起物ができる。

乳頭種症のニシキゴイ

 

頭やひれなどの体表にやや固い白色のイボ状隆起物ができる。
原因:

 ヘルペスウイルス

治療法:

 ウイルスが原因なので、根本的な治療法はないが、25℃以上の水温で1週間以上飼育すれば乳頭種症は消失する。

予防法:

 乳頭種症の発病歴がある池からは魚を入れないようにする。病魚は見つけ次第、取り上げ、土の中へ埋めるか、焼却処分にする。同じ群れの魚は無症状でもウイルスを保有している可能性があるので、移動させない。