大阪府立環境農林水産総合研究所

病名:まつかさ病(立鱗病)

病名:まつかさ病(立鱗病)

元気なく水面近くをただよい、食欲もなく死ぬ魚が出る。
体中のうろこが斜めに立ってまつかさのようになる。貧血気味のことが多い。

まつかさ病のワキン

全身のうろこが斜めに立ち、まつかさのようになっている。眼球の突出も見られる。治療効果があまり期待できないので、発生すれば取り除く。
原因菌:

 「エロモナス菌」

治療法:

 確実な治療法は知られていない。エロモナス菌あるいはこれに類似した細菌病と判断された場合は0.5%食塩水に抗菌剤を加えた薬浴で治療する。

予防法:

 水の汚れを防ぐとともに、病魚は見つけ次第隔離することが蔓延を防ぐために大切である。

備考:

 ウイルスが原因という説もある。