大阪府立環境農林水産総合研究所

コイセンサーの開発

コイセンサーの開発

生物多様性センター

 

コイセンサー模式図

 
淀川は大阪府、兵庫県などの住民約1,100万人の飲料水を供給する日本一の河川です。しかし、上流部には京都市などの都市を抱え、その用水には都市排水などが含まれ、水利用には、地理的・社会的条件からも多くの問題を抱えています。
 
このため、コイの毒物に対する忌避行動を利用し、浄水場への有害物質の流入をいち早く察知し危険を予知するコイセンサーを開発しました。
 
このセンサーは大阪広域水道企業団の浄水場の水の取り入れ口に設置され、水道の安全を見守っています。