環境分野 快適な環境や生物多様性の保安全を支える調査研究

平成21年度粒子状物質調査結果の概要

平成21年度調査結果の概要

1 調査地点

【一般大気環境測定局】

大阪府環境農林水産総合研究所(現大阪府立環境農林水産総合研究所以下「森ノ宮」と記す。)
池田市立南畑会館(以下「池田」と記す。)


【自動車排出ガス測定局】

東大阪市環境衛生検査センター(以下「東大阪」と記す。)
カモドールMBS(以下「高石」と記す。)

2 調査期間

森ノ宮: 毎月 14日間連続捕集

池田、東大阪、高石: 奇数月 14日間連続捕集

3 PM調査結果の概要

粒径2.1μm以上11μm未満の粒子を「粗大粒子」、粒径粒径2.1μm未満の粒子を「微小粒子」と定義する。

 

(1)経月変化(平成21年度)

  • 微小粒子濃度は、1月に最大値を示し、4月から6月にかけて高い傾向にあった。・・・[図1]
  • 微小粒子中の各成分については、イオン成分は、6月に最大値を示し、続いて4月及び1月に濃度が高かった。4月及び6月は硫酸イオンとアンモニウムイオンの濃度が高く、1月は硝酸イオンとアンモニウムイオンの濃度が高かった。・・・[図1、図2]
  • 一方、微小粒子中の炭素成分濃度は、10月に最大値を示した。・・・[図1]
  • 発生源別の寄与割合については、粗大粒子は、概ね「自然起源」の割合が最も大きく(平均5~6割程度)、「固定発生源」の割合が最も小さかった(平均0.5割程度)。・・・[図3]

  • 一方、微小粒子は、「二次生成」の割合が最も大きく(平均6割程度)、続いて、「移動発生源」の割合が大きかった(平均1~1.7割程度)。・・・[図4]

    自然起源 : 土壌粒子及び海塩粒子
    固定発生源 : 鉄鋼工業粒子、石油燃焼粒子及び廃棄物燃焼粒子
    移動発生源 : 自動車排出粒子及びブレーキ摩耗粉塵粒子
    二次生成 : 窒素酸化物、硫黄酸化物、炭化水素等のガス状物質が大気中で反応し粒子状物質に変化したもの
    (硝酸イオン、硫酸イオン、アンモニウムイオン及び有機性炭素)

 

図1

図1

 

図2

図2

 

図3

図3

 

図4

図4

 

(2)平成18年度から平成21年度の経月変化

  • 粗大粒子濃度及び粗大粒子中の各種成分濃度は年間を通じて濃度変動が小さく、平成18年度~平成21年度で大きく傾向が変わらなかった。・・・[図5]
  • 春季の粗大粒子濃度及び粗大粒子中の金属類濃度は、黄砂の飛来等により土壌粒子の影響を受けると濃度が高くなる。
  • 微小粒子濃度及び微小粒子中のイオン成分及び炭素成分濃度は、特に10月から2月にかけて、平成18年度に比べ平成19年度及び平成20年度は濃度が低く、平成21年度はさらに濃度が低かった。・・・[図6、図7、図8]
  • 微小粒子中の金属類濃度は、全体としては年間を通じて濃度変動が小さく、平成18年度~平成21年度で大きく傾向が変わらなかったが、銅、アンチモン及びセリウムの濃度は平成18年度~平成20年度に比べ平成21年度は4月及び5月に濃度が高かった。一方、クロム、マンガン、亜鉛、モリブデン及びカドミウムの濃度は平成18年度~平成20年度に比べ平成21年度は濃度が低かった。

図5

図5

 

図6

図6

 

図7

図7

 

図8

図8

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環境研究部 環境調査グループ

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