環農水研食品技術ニュース第 40号 2021年10月29日配信 粉砕機のご紹介 ~試作に利用できる加工機器~  農産物の乾燥粉末は、概して手軽に取り組め、保存性や輸送性がよく、用途も幅広い加工品です。乾燥粉末の加工には、殺菌、乾燥、粉砕の3つの工程が必要です。乾燥には、自然乾燥、通風乾燥、フリーズドライ等の方法があります。できた粉末は吸湿性が高いので、適した包材を選定します。  粉砕機は、できる粉末の大きさや、粉砕機構によってさまざまに分類されます。  環農水研での試作や試験研究では、中~微粉砕が可能な高速回転式粉砕機をご利用いただけます。 粉砕機 ハイスピードミル(HS-10、ラボネクスト)、回転数:毎分3万回転、粉砕後の細かさ:50~100µm(素材や状態による) 試験例 乾燥いちごの粉末化試験 関連するバックナンバーもご覧ください。 第15号 乾燥機 第7号 真空凍結乾燥機(フリーズドライ) 第21号 農産物未利用部分の有効活用(成分や色を残した若ごぼう粉末) 終わりに 食品に関する技術支援制度  環農水研では、府内の食品関連事業者・農林漁業者の皆様が自社製品を開発・改良する際にご使用いただける、多様な加工機器や分析機器をご用意しています。  食品の試作や保存性調査、成分変化の分析データ収集等にご活用いただいています。  内容により費用を算定しますので、まずはお問い合わせください。  お問合せは食品グループ、Tel072-979-7063まで。